岐阜県立国際たくみアカデミー

●設計事例の所在地: 
岐阜県美濃加茂市
●面積(坪): 
5500㎡
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

ものづくりの技術者を養成する職業訓練校。建築科と生産技術科の2学科で構成。
独立前の担当物件です。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

プロポーザルで入賞

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

将来計画を見据えたキャンパス計画と、ものづくりを学ぶ姿が垣間見える空間構成、建物自体を教材として捉え建物の構成要素を分かりやすくデザインの工夫を凝らしました。

その他の画像: 

敷地を縦断するキャンパスアベニューをはさんで手前が講義室、事務室等から成る「本館」、奥が実習室、製図室、実験室から成る「たくみ館」

L型に講義室、事務室等を配置し矩形の屋根をかけて広々とした屋外スペースを確保した本館、キャンパス北側の正門にむかって迎える形にしたいとの学校側の要望からこの形状が決まりました。建物北側の広場に日照をとるために屋根に丸い穴を開けました。

キャンパスを南北に縦断し、本館とたくみ館をやわらかくつなぐキャンパスアベニュー。

本館外観、屋根素材を外壁に採用。

本館エントランス。
珪藻土の大きな壁が吹抜けのエントランスホールへ来訪者を誘います。

本館エントランスホール。
エレベーターシャフトを透明化し、稼動する仕組みを見せることで学生に興味を持たせることを狙っています。

たくみ館内部を縦断する吹抜けの動線空間「たくみモール」
実習場や製図室の様子が垣間見えるように工夫されています。
白く光る部屋は、学生の自習スペース。

たくみモールの階段は、踊り場の高さを目線より下に設けることで圧迫感を押さえ、モール全体の透過性を高めています。

生産技術科の実習場。
ハイサイドライトからの採光で明るく開放的な空間。
宙に浮かぶクレーンのレールで空間を引き締めます。

たくみ館2階の製図室、教官室はテラスで区切って南北に配置、採光と空間の連続性、見通しを確保しました。

設計者

ユーザー 時空間計画 田代輝久 の写真
オフライン
Last seen: 1ヶ月 3週 前
登録日: 2012-07-24 10:28